マージンコール
マージンコールには2つの違う意味があります
FXの専門用語をわかりにくくしている大きな背景には、
FX会社によって同じ言葉を異なる意味で使っているということがあります。
マージンコールもそのひとつです。
マージンコールはFX会社によって下記のどちらかの意味で使われています。
- 強制ロスカットが迫っていることを伝えるアラームメール
- 営業終了時点で判定される軽度のロスカット
両方とも、損失の拡大を防ぐ措置であるという点では同じですが、
中身が異なりますので、それぞれ分けて説明して行きます。
お調べのFX会社がどちらの意味で使っているかは、
そのFX会社のホームページを確認し、内容を把握してください。
強制ロスカットは自分でコントロールはできません。
あくまでも機械的に強制ロスカットラインになった時点で執行されます。
このロスカットのおかげで、致命的な大損失を予防できるようになっています。
マージンコール1 ロスカットアラームメール
1のマージンコールは、ロスカットのアラームメールです。
例えば、ロスカットが証拠金維持率30%に設定されている場合、
証拠金維持率が50%を下回った場合などに、お知らせのためメールが送られてきます。
1のマージンコールの場合は、特に何もアクションをとる必要はありません。
強制ロスカットを防ぐため、証拠金を積み増してもいいですし、
損失の拡大を防ぐため、ポジションを決済してもいいですし、
状況が改善することを見越して、何もしてなくてもいいです。
マージンコール2 軽度のロスカット
2のマージンコールは、軽度のロスカットです。
別名、「NYCロスカット」とも呼ばれることもあります。
マーケット終了後に、証拠金維持率が、
FX会社がそれぞれ設定する一定の割合を下回った場合に、
FX会社からメールでアラームが届き、特定の時刻までに、
「ポジションを決済する」または「証拠金を追加入金する(追加証拠金)」のいずれかを、
選択しなければなりません。
もし、特定の時刻までにどちらの行動もとらなかった場合は、
自動的にポジションが決済されます。
ロスカットが、どのFX会社も全て設けているのに対し、
マージンコールは、設けているFX会社と、設けていないFX会社があります。
また、マージンコール発動に設定されている証拠金維持率も、
FX会社ごとに異なります。
ロスカットとマージンコールを両方設けているFX会社では、
マージンコールはロスカットより基準が緩く設定されています。
マージンコール2と強制ロスカットの違い
マージンコール②と強制ロスカットの違いを以下にまとめました。
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