FXの比較に活かせる!日本円(JPY)について知るならFXプランニング

FX・外国為替の比較おすすめランキングならFXプランニング

日本円(JPY)

日本円の世界の中での位置づけ

日本円は、日本銀行や日本政府が発行している日本の通貨です。2012年4月時点での日本円の流通高は、日本銀行が管理している紙幣(お札)が82兆1595億円、財務省が管理している貨幣(コイン)が4兆5166億円、合計86兆6762億円です。

世界における日本円の外貨準備高は、3.7%で、米ドル、ユーロ、英ポインドに続き第4位。戦後の経済成長で日本円は特にアジア経済圏を中心に、基軸通貨としての役割を果たしてきた。しかし、バブル崩壊後の経済低迷や新通貨ユーロの誕生により、日本円の外貨準備高は下がっていきました。ところが、リーマンショック後のアメリカ経済の低迷、およびユーロの国債危機の影響を受け、各国の中央銀行は リスク分散の意味合いを込め、日本円の外貨準備高比率を再び上昇させています。

ポンドの世界の中での位置づけ

日本円の主な変動要因

日本円は、通常は、金利、国内のインフレ率、国家財政の健全性、日本経済の動向などと連動して動くと言われていますが、実際には、より大きな世界経済全体の動向やトレンドによって大きく左右されています。日本円は、他の基軸通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフランなど)と比べて、近年、金利が非常に低く、豊富な内需を持つ国内経済の安定性などから、低リスク通貨として見られてきていると言えます。そのため、2000年中頃に起こった「円キャリートレード」では、日本の実体経済とは無関係に円安に向かい、リーマンショック後には低リスク通貨としての色合いがさらに濃くなり、日本円がどの通貨に対しても高くなるという現象が起こっています。このように、日本円は、日本一国の状況だけでなく、他の先進国と比べた場合の相対的な位置づけが、日本円の変動の大きな要因となっていると言うことができます。

一方で、日本の国家財政の悪化、国債依存度の上昇、輸出国としての地位の低下を理由に、円暴落論が数年前から大きく懸念されています。これまでは「比較的まだまし」という理由で人気を集めて来た日本円が、どのタイミングで円安に転じて行くのかに、大きな注目が集まっています。

また、北朝鮮や中国などの政変や政情不安定なども、東アジアの経済に大きな影響を与え、日本の新たな震災リスクも今後の日本円の相場を大きく動かす潜在的な要因と言えます。

最近の日本円の特徴

日本はリーマショック以後、全ての主要通貨に対して全面的に円高になっています。円高は日本から国外へ製品を輸出する輸出企業に取って大きな足かせとなるため、政府も数回に渡り外国為替介入を行い、円安誘導を行っていますが、実際にその効果はあまりなく、80円前後で停滞する状況になっています。 EUの国債危機が深刻化すればするほど、さらに円高になる傾向にあります。

最近の日本円の特徴

※出所:Yahoo.com

FXでの日本円の特徴

FX取引では多くの日本人の取引は日本円を絡めた取引が全体の大きな割合を占めています。FX会社も、取引できる通貨の組み合わせを円を中心組んでいるため、まずは主要通貨に対する日本円の状況を確実におさえていくことが、FXの基本と言えます。

日本の主要経済指標

  • 政策金利
  • GDP
  • 失業率
  • 貿易収支
  • 全国消費者物価指数
  • 国債利回り
  • 日銀短観
  • 機械受注

その他のコンテンツを見る

スポンサーリンク