インターバンク市場とは金融機関間の取引
インターバンク市場とは、金融機関が相互に資金を調達し合う場です。
「市場」という名前がついていますが、「取引所」のようやものはなく、
金融機関同士の相互のコミュニケーションや、
金融機関同士をつなぐ専用回線によって形成されるシステムを通じて、
売買がなされています。
インターバンク市場とは、金融機関が相互に資金を調達し合う場です。
「市場」という名前がついていますが、「取引所」のようやものはなく、
金融機関同士の相互のコミュニケーションや、
金融機関同士をつなぐ専用回線によって形成されるシステムを通じて、
売買がなされています。
インターバンク市場という概念を、
「短期金融市場」と「為替市場」の2つに分けることができます。
短期金融市場は、原則1か月未満の資金貸借を行う場です。
金融機関、金融当局、ブローカー(短資会社等)のみが参加しているインターバンク市場は、
コール市場と呼ばれています。
日本では、約束手形を扱う手形売買市場も短期金融インターバンク市場に含まれます。
短期金融オープン市場は、事業会社も参加でき、
社債(CD)、コマーシャルペーパー(CP)、短期国債(TB)、政府短期証券(FB)などが
扱われています。
一方、FXに関連するのは、外国為替インターバンク市場です。
外国為替市場のうち、このインターバンク市場が取引の7〜8割を占め、
1日の取り扱い額は、200兆円とも言われ、米国債を凌ぐ世界最大の金融市場です。
ここでの為替の取引が、FXの為替変動として現れてくることになります。
外国為替インターバンク市場は、時差により、24時間常に機能しています。