強制ロスカットは大損失を食い止める仕組み
FXで有名な仕組みとして、「強制ロスカット」というものがあります。
単に「ロスカット」と呼ばれることもあります。
強制ロスカットとは、損失が大きく拡大した場合に、
事前にFX会社が定めている計算方式に従い、
一定以上の損失が出た場合に、強制的に損切り(含み損を確定)するものです。
強制ロスカットは自分でコントロールはできません。
あくまでも機械的に強制ロスカットラインになった時点で執行されます。
このロスカットのおかげで、致命的な大損失を予防できるようになっています。
強制ロスカットラインはFX会社によって異なります
強制ロスカットラインの設定ラインは、
FX会社によって異なり、高かったり、低かったりします。
しかし、強制ロスカットを設けていないFX会社はありません。
ロスカットラインは一般的に、証拠金維持率を基に計算されています。
下記の例で考えてみましょう。
|
新規注文時 |
ロスカット時 |
FX口座への入金額 |
50,000円 |
50,000円 |
保有ポジション |
10,000米ドル |
10,000米ドル |
保有した際の為替レート |
1米ドル=100円 |
1米ドル=95.8円 |
必要証拠金 |
40,000円 |
40,000円 |
含み損益 |
0円 |
▲42,000円 |
有効証拠金 |
50,000円 |
8,000円 |
証拠金維持率 |
125% |
20% |
証拠金維持率は以下の公式で計算されます。
上記の例では、ロスカットラインが証拠金維持率20%で設定されている場合、
1米ドル=95.8円を下回った時点で、ロスカットが発動されることになります。
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